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グランツーリスモのエンジンサウンドについて
Posted by | June 16, 2014

グランツーリスモのニュース、ファンサイトであり、世界最大級のフォーラムでもあるGTPlanetに「グランツーリスモへの要望」というのがまとめられていて(http://www.gtplanet.net/forum/board/kazunori-yamauchi-qa/)、どれも、「うんうんそうだよな」というものばかり。その中でも堂々の1位にランクインしているのが「サウンドの改善」だ。

ぼく自身も、今のグランツーリスモの音に満足しているはずもなく、プレイヤーのみなさんには「いや、ホントに申し訳ない・・・」という感じです。
プレイヤーの指摘とか想像というのは本当に正確で、熱心なGTプレイヤーのみなさんには、現在のグランツーリスモのサウンドの歴史的な経緯はお見通しだろうけれど、一応、その背景というか過去から現在までの手法の歴史をというのを解説してみましょう。

第1期、これがGT1からGT4の制作中盤、つまり2003年までの時代で、具体的には以下のような方法でエンジン音を収録していた。

取材対象のクルマをニュートラルギアに入れてスロットルを合わせ、アイドリング回転から1000rpmごとにエンジン回転をコントロールし、室内、室外、エンジンルームなど必要な場所に必要な数のマイクを配置して録音、最終的にはマルチサンプリングのデータを作る。

こんな簡便な方法でも、「直4か直6か」「V6かV8か」みたいなエンジン形式の違いは十分にわかるし、ホンダのVTECシステムで、カムが切り替わるような瞬間は再現できたから、1997年当時は実験的には面白い手法だった。

ただ、ニュートラルギアに入れている状態というのは、エンジン内部の損失を除けば、ほとんど無負荷に近く、スロットル開度も小さく、本来のクルマの走行状態とはずいぶん違う。クルマ乗りの感覚からすると、気持ちのいい排気音が鳴る条件というのは明らかで、音による各車のキャラクターの区別は出来たけれど、それが本来のそのクルマのベストの音ではない、ということは当時から認識していた。

(つづく)

 

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