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頂点への道標
Posted by | July 22, 2015

今年も世界各地で華々しく開催されたGTアカデミーですが、意外なことにグランツーリスモが誕生した日本では今年が初開催。日本国内メディアの注目度も非常に高く、「GTアカデミー by 日産×プレイステーション®2015」のジャパンファイナルにはNHKを始めとする国内主要テレビメディア、自動車メディア、レースメディア、ゲームメディアが帯同しました。同イベントは7月11日(土)、12日(日)の2日間の日程で行われ、Day1は日産自動車のテストコース『GRANDRIVE』(神奈川県横須賀市夏島町)を舞台に、体力テスト、メディアテスト、実車を用いた適性テストを実施しました。

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通常は立ち入ることができないトップシークレットなエリア。今回の実技で用意された『日産 ノート NISMO S』はもちろん3ペダル/Hパターンのホットハッチ。日本はオートマチック車(AT車)の比率がとても高い国です。それゆえに自動車運転免許をAT限定で取得する若者も少なくありません。2008年に初開催されたGTアカデミーヨーロッパ大会でも、この3ペダル/Hパターンに苦戦するファイナリスト達の姿がありましたね。

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結果として3ペダル/Hパターンのクルマを所有する選手に優位な展開となりました。パドルシフトを採用するレーシングカーが多い昨今のモータースポーツシーンですが、クルマの「動きを学ぶ」という意味では、この形式のペダルとMTミッションを理解することはとても重要です。

ドライビングスキルが高いだけでは勝ち上がることができないGTアカデミー。次にチャレンジャー達をフルイにかけるのは体力テスト。この日は目が眩むかのような灼熱地獄。「日本のゲーマーは運動不足?」そんな心配を跳ね除けるように、ファイナリストたちはガッツのある身体能力を披露。加えて「最後まで残ってやるんだ!」という執念を感じさせる姿は、まさにアスリートそのものです。

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モータースポーツの世界で生きる以上、切っても切り離せないのがメディア対応です。一流のレーシングドライバーになるためには、一流の振舞いが必要。メディアテストはスーパーGTでニスモ代表を務める鈴木 豊監督と、スーパーGT第3戦タイで優勝を飾ったばかりの柳田 真孝選手(MOLA)らによる審査で行われました。

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『GRANDRIVE』で実施されたDay1テストが終了し、翌日は『ニコファーレ(東京都港区六本木)』に会場を移します。日本の伝説的なクラブ『ベルファーレ』の跡地としても有名ですね。

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グランツーリスモオリジナルコース『ケープリンク(内周)』を舞台に、日産370Zを使用したタイムアタック。このチョイスはジャパンファイナリストも予想外だったでしょう。

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Day2の戦いを前に、Day1終了時の暫定結果が発表されます。日本最速ランカーでお馴染みのコチベ選手、ヨシダ選手は昨年開催されたRed Bull 5Gレーシング部門のファイナリストですが、Day1の結果はともに下位から数えたほうが速いという事実に驚愕。Day2に入り、自らに分があるグランツーリスモ6のタイムトライアルで上位タイムを出すも、総合結果で上位6名に残ることはかないませんでした。王者から一転敗者となったコチベ選手でしたが、戦いを終えた後に実に清々しい表情。「今年は準備不足でした! 結果は惨敗だけど最高に楽しめた! またチャンスがあれば挑戦したい!」というコメントを残しました。

ケープリンク(内周)のタイムトライアルの結果にDay1の成績を加え、この時点での上位4名が一足先にシルバーストンのブートキャンプに進出。

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【Round 1でジャパンファイナルの勝者に決定した4名】
イ ジョンウ 選手 (リアルイベント予選・フジテレビ『春フェス2015』会場 1位通過)
ハタケヤマ コウヘイ選手
タカハシ ユウ選手 (リアルイベント予選・日産グローバルヘッドウォーター 1位通過)
タカハシ タクヤ選手 (リアルイベント予選・富士スピードウェイ 1位通過)

なんと4名中3名は、日本各地で行われたリアルイベント予選(フジテレビ、富士スピードウェイ、日産グローバルヘッドクオーター)を勝ち抜いた強者。一発勝負での勝負強さが発揮される形となりました。

残り2枠を賭けてGT-R GT500 ベースモデル ‘08を使用したFSW決戦が繰り広げられ、イワサキ コウジロウ選手、ノザキ ユウヤ選手の2名がGTアカデミーの聖地シルバーストンへのブートキャンプ進出権を獲得!

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ジャパンファイナルの勝者6名は、インド、タイ、フィリピン、インドネシアの代表24名とともに、8月14日‐20日、イギリスのシルバーストン・サーキットで開かれるレースキャンプに参加し、最終的に1人のウィナーが選ばれます。そして2016年に開催されるドバイ24時間レースに参戦することが決定済み。ここまで短期間でプロフェッショナルレーシングドライバーを育成するプログラムは、いまだかつて存在しなかったといってもいいでしょう。

Day2の模様は公式ニコニコ生放送にてタイムシフト視聴が可能です。
http://live.nicovideo.jp/watch/lv226531972

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そうなんです、今週末「まさに論より証拠」といえるリアルレースが開催されます。2012年GTアカデミーヨーロッパ大会でチャンピオンとなったウォルフガング・ライプが、7月25日にベルギーで開催される伝統のスパ・フランコルシャン24時間レースにNissan GT Academy Team RJNから参戦。ウォルフィーの愛称でもおなじみですね。今年はバサースト12時間レースでも総合優勝を勝ち取り、今一番勢いのあるGTアカデミーのドライバーといっても過言ではないでしょう。ブランパン耐久シリーズでは前戦ポールリカール1000kmで総合優勝を決め、現在Pro Cupクラスでドライバーズランキングトップです。

・Nissan GT Academy Team RJN 23号車
23号車は前戦ポールリカール1000kmの勝利した勢いをそのままに、千代勝正選手、アレックス・バンコム選手とともにベルギー出身のウォルフィーが地元勝利を狙う。

ウォルフガング・ライプ
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2012年GTアカデミーヨーロッパチャンピオン

・Nissan GT Academy Team RJN 22号車
22号車はウォルフィーよりもさらに若い世代のGTアカデミー出身ドライバーが、オリヴィエ・プラ選手とともにプロ-アマカップクラス優勝を目指します。

リカルド・サンチェス
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2014年GTアカデミーインターナショナルチャンピオン

ガタン・パレトウ
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2014年GTアカデミーヨーロッパチャンピオン

フロリアン・ストラウス
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2013年GTアカデミードイツチャンピオン

総勢4名のGTアカデミー出身ドライバーの活躍を御期待下さい!
近い未来、日本から巣立ったGTアカデミーのファイナリストがプロのレーシングドライバーになる日もそう遠くはないかもしれませんね。

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スパ・フランコルシャン24時間レースはブランパン公式ライブストリーミングにて視聴可能です。

7月25日・16時30分レーススタート(現地時間)

ブランパン耐久シリーズ公式サイト
http://www.blancpain-gt-series.com/live

NISMO TV
http://www.youtube.com/user/nismotv2013/featured

 

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