PIT STOP

フレッシュマンたちの24時間レース(第3回)
Posted by | June 21, 2014

金曜日を迎えました。本来であれば予選を走っているはずの時間に、僕らのクルマはまだテントの中でした。しかし、夜通しの復旧作業を行っていたメカニックたちのためにガレージテントへ朝食を運んでいったスタッフは、その姿を見て驚きの声をあげました。

昨夜、むき出しの機械と部品だったものが本来の姿を取り戻しつつあったのです。どこにもスペアがないと言われていたヘッドライト、クラッシュ時に大きなダメージを受けた足回り、割れてしまったフェンダーカバーが何もなかったように元の場所に収まり、深夜に届けられたブレーキパーツや、走行再開に必要とされた膨大な数のパーツが取り付けられて、その姿がよみがえっていました。ルーフとボンネット以外は無塗装のカーボン地のままですが、朝5時の時点ではたった3カ所のパーツしか手に入れることが出来ず、途方に暮れていたのが嘘のようです。

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テントガレージの入り口は一日中ギャラリーでいっぱいです。

ドライバーがいつものようにシートに収まりました。出走を諦めかけていたTop30クオリファイの数分前にエンジンに火が入り、全員でクルマをテントから出すと、その作業を見守っていた人たちから拍手がわき起こりました。インカーカメラ担当スタッフはその仕事を取り戻し、出来上がったばかりのクルマのために急いで準備をしています。食事の準備をしたり、ラウンジでお客様の対応をしていたスタッフはピットロードの上からその姿を待ち構えていました。

©三橋仁明/N-RAK PHOTO AGENCY

©三橋仁明/N-RAK PHOTO AGENCY

24号車は予選を走ることができませんでしたが、4月に行われたADAC予選レースでTOP10に入ったため、Top30クオリファイの最後尾グリッドでの出走を許されました。そしてラウンジのモニターでその様子をじっと見つめていた僕らの前に、最後尾、30台目の姿が映し出されました。僕らのクルマがとうとう息を吹き返したのです。

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モニターに映し出される24号車。

モニターに映し出される24号車。

今日のラウンジメニューは、日本人のゲストに大人気、毎年恒例のカレーです。ポリフォニーのスタッフが作るこのカレーは、24時間レースに参加する日本人関係者の間で有名になっていて、訪れるお客様は皆、いつカレーが出来上がるかと心待ちにしているとのこと。

一日に80皿分つくります。

一日に80皿分つくります。

 

今年最初にカレーを食されたお客様。

今年最初にカレーを食されたお客様。

 

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