PIT STOP

2014年 GTアカデミーレースキャンプ、ハッピーバースデー Mr. GT
Posted by | August 6, 2014

最高のグランツーリスモプレイヤーは、現実のレーシングドライバーになれるのか?

2008年に欧州で始まったGTアカデミー。リアリティTVショーをベースにしたこの画期的なドライバー発掘プログラムは、ウィナー決定直後のドバイ24時間レース、続いてル・マン24時間レースの表彰台に立ったルーカス・オルドネスの活躍によってその可能性が証明され、2011年のウィナーであるヤン・マーデンボローは「はたしてゲーマーがF1ドライバーになれるのか」という問いに答えられるもっとも有力なドライバーといわれています。

そして今年も、GTアカデミーの聖地である英国シルバーストーン・サーキットで、欧州各国を勝ち抜いたファイナリストたちが参加する8日間の選抜テスト(レースキャンプ)が行われ、何万人もの参加者の頂点が決まろうとしています。

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GTアカデミーのウィナーになるには、たった数日の間にリアルサーキットドライビングに慣れ、日々のプログラムに組み込まれた身体能力や、判断力、集中力を競うテストなどを受ける一方で、プロのレーシングドライバーに欠かせないコミュニケーション能力のテストなどでも優れた結果を出す必要があります。

さらにリアリティTVショーとして、その一部始終を常にカメラに追い続けられながら過ごす1週間は、つい先日までリビングルームでオンラインレースを楽しんでいた者にとっては、まさにTVでしか見たことのない世界です。例年、その過酷さに耐えきれず途中でキャンプを辞退する人も出るとのこと。

しかし、最終的にウィナーになれなかったとしても、ここに集まったのは母国での厳しい予選を勝ち上がってきた、グランツーリスモのスーパープレイヤーたち。僕はたまたまそんな彼らと話す機会が得られたので、今回のPit Stopではこのレースキャンプに集まったナショナルファイナリストをご紹介したいと思います。

SHANE GREEN(シェーン・グリーン )29歳
2014年 英国ファイナリスト

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シェーン:
「グランツーリスモとの出会いはGT1のとき。以来シリーズすべてをプレイしていましたが、GT5プロローグで初めてオンラインプレイを体験し、ほぼ同時にGTアカデミーの存在を知りました。そして、たとえバーチャルな世界であっても、同じ情熱を持つドライバーたちと競う楽しさを知り、とにかく膨大な時間を費やしてそのスキルを磨きました。

またその道筋の先に、本当のレーシングドライバーになるチャンスがあるという事実によって、モータースポーツの世界でのキャリアを夢見ていた僕は、自分のライフスタイルも変えてGTアカデミーに挑戦してきました。

最初にGTアカデミーに参加したのは2011年です。オンラインランキングは確か53位。翌2012年には8位になって、初めて国内の決勝イベントに出場しましたが、同じく8位になり、6名枠であるレースキャンプへ進むことはできませんでした。

2013年にはオンラインランキングで4位となり、国内の決勝イベントに再び参加しましたが、この時には最終的にわずか0.5ポイント差の7位という結果で、再びレースキャンプには届きませんでした。

そして今年、2014年のオンラインランキングで3位を獲得。決勝イベントを5位でフィニッシュすることができ、とうとう念願のレースキャンプに参加することができたのです!

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僕は普段、ITアナリストとして働いています。5年前に結婚して妻もいます。2011年にGTアカデミーを通じてプロのドライバーになれることを知ってから、いつかウィナーになることを夢見てきました。仕事以外の時間はフィットネストレーニングを欠かさず、年々自分の体が強くなっていることを実感していますし、体重も20kg以上落としました。
ここ最近はGTアカデミーの準備のために、会社から家までの3.5マイルをランニングして帰宅しています。もちろん自宅に戻れば、GTをプレイしてスキルを磨くことを欠かしません。そんな生活をしていると、妻と過ごす時間を見つけるのがほんとうに大変なのですが、彼女は僕が夢を実現させるために毎日努力をしていることをいつも応援してくれているし、両親を含めた僕の家族は、グランツーリスモが僕の人生を変えるような素晴らしいゲームであること、そしてグランツーリスモが与えてくれた機会がどれだけ素晴らしいものかを理解してくれています。

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今回、ついに念願のレースキャンプに参加できたわけですが、そのプロセスは想像以上にチャレンジングで、毎日自分の持つすべての力を出しきらなければなりませんでした。でもそのプロセスを通じて、レーシングドライバーには何が必要かについて本当にたくさんのことを学びました。それは、人生の中でもっともハードな体験でしたが、同時に最高に素晴らしくもありました。ひとつひとつ、すべてのアクティビティやテストの中で、素晴らしい経験と才能を持った審査員やメンターからダイレクトに指導をしてもらえたことで、ひとりのドライバーとして、そしてレースについて、これまでまったく知らなかったことをたくさん経験させてもらえたんです。

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今回、残念ながら僕はウィナーになることはできませんでしたが、これまででもっともその夢の近くまで到達することができました。僕と同じような情熱を持つ皆さんには、いつかぜひこの機会に挑戦してほしいと思っています。グランツーリスモをプレイしてスキルを磨いていけば、「バーチャルからリアルへ」は可能であることを証明されていますし、これは単なるゲームではなく、バーチャルの世界を通じ、その夢を現実にかなえるものでもあるのですから」

ハッピーバースデー!

いよいよ明日はその中からたったひとりのウィナーが決まります。その前日である8月5日は、偶然にも山内さんの誕生日でもありました。国別に色分けされたTシャツを着た欧州のファイナリストに囲まれてバースデーサプライズを受ける山内さん。各国を代表するグランツーリスモのスーパープレイヤーたちに祝福され、感謝と幸せの笑顔です。

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さらにディナーの席では、GTアカデミーの審査員やメンター、アカデミー主催者と欧州日産の皆さん、GTアカデミー歴代ウィナーたち、そして欧州のGTファミリーからも祝福を受けました。

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(左から):ミゲル・ファイスカ(2013年ヨーロッパウィナー)、ウォルフガング・ライプ(2012年ヨーロッパウィナー)、ジョニー・ハーバート(元F1ドライバー)、ティム・コロネル、フローリアン・シュトラウス(2013、ドイツウィナー)、山内さん、レニー・アヌー(元F1ドライバー)、ダニー・クロス、ルカ・フィリッペ、ヤン・マーデンボロー(2011年ヨーロッパウィナー)、マーク・シュルジッツスキー(2012年、ロシアウィナー)

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いよいよ明日、41名のファイナリストからたったひとりのウィナーが誕生します。

 

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