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ペブルビーチ・コンクール・デレガンス
Posted by | August 29, 2014

今から64年前の1950年、カリフォルニア州モントレー、ペブルビーチ周辺の森の中の公道を閉鎖して自動車レースが行われました。そして、そのレースに参加するドライバーたちによるレースカー自慢がきっかけとなり、この半世紀以上の歴史を持つ自動車のコンクールがはじまったと言われています。”Pebble Beach Concours d’Elegance”とはフランス語で、直訳すると“華麗さのコンクール”という意味になります。

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ゴルファーであれば一度はプレイしてみたいといわせる全米トップクラスのゴルフコース、ペブルビーチの18番ホール(最終ホール)周辺の芝の上には、この日のためだけに専用ステージと観客席が設営され、毎年8月の第3日曜日、世界中から自動車の歴史に名を残すクルマが集結してコンクールが開催されます。近年では、この場所でコンセプトカーや新車を発表するメーカーも増えており、この芝生に立てば自動車史の100年以上を見渡すことができるのです。

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今年、Concept Lawn(コンセプトカーエリア)には、当地で新色グラファイトをお披露目し、次回アップデートでグランツーリスモ6にも追加予定のFT-1をはじめ、グッドウッドに続く登場となったVision Gran Turismoのトップバッター、メルセデスAMG Vision Gran Turismo、アストン・マーチンのDP-100もカリフォルニアの空の下へ姿を現しました。

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今年はマセラティの100周年にあたり、同じ週の週末にマツダ・レースウェイ・ラグナセカで開催された「モントレー・モータースポーツ・リユニオン」には、グランプリカーの「250F」をはじめ、数多くのマセラティが出場していました。そして日本のスポーツカーも。

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2008年より山内は、このショーの名誉審査員として出展車の審査に参加し、それに加えて、年に1台ずつ独自の視点で選出したクルマにグランツーリスモ・トロフィーという賞を授与しています。今年その賞を受賞したのは、1954年製マセラティ A6GCS スパイダーです。この車両は1954年にマセラティのワークスカーとして製造され、Luiji Musso選手によって数々の栄冠を手にしました。

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磨き上げられたクロームパーツ、シンプルな機械式の針と文字盤の並ぶメーターコンソール、鋳物のシリンダーブロックや、電子制御部品のまったくない広々としたエンジンルームを見ていると、この100年ちょっとで自動車がどれほど進化したのかを実感することができます。

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最後は、ベスト・オブ・ショーを獲得したフェラーリ 375MM スカリエッティをご紹介します。今年は約半世紀ぶりに戦後車両が受賞したとのこと。この受賞は、今後のコンクールにおけるセレクションのターニングポイントになるかもしれません。

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この車両は、イタリアの映画監督であるロベルト・ロッセリーニが、女優のイングリット・バーグマンのために特別にデザインして贈ったというエピソードがあり、キャビンは彼女に合わせて小さく設計されたとのこと。ステアリング、シフトノブやドアのサイドポケットに至るまで、ドレスのように繊細で、そしてエレガントにデザインされていました。

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