2月に開催されたバサースト12時間レースで劇的勝利を遂げたGT-Rが日本に上陸! 3月21日(土)、ニスモショールーム(神奈川県横浜市鶴見区)にて「バサースト優勝・スーパーGTチャンピオン 記念イベント」が開催されます。GTアカデミーのウォルフィーことウォルフガング・ライプ選手とフロリアン・ストラウス選手とともにバサースト12時間レースのウィナーとなった千代勝正選手が登場します。また昨年スーパーGTのチャンピオンを獲得した松田次生選手、ロニー・クインタレッリ選手も登場。イベントの詳細はニスモショールーム公式サイトをご覧ください。
バサーストの激闘を戦い抜いたGT-R NISMO GT3を間近で見るチャンス!
レースと同じ日程でグランツーリスモのオンラインイベントも開催されましたね。GT-Rが勝利した瞬間にグランツーリスモのレースフォトをSNSにアップロードするプレイヤーが大勢いました。今後このような素晴らしいレースが続くといいですね。
今回Pit Stopが取材に訪れたニスモショールームは伝説の大森ファクトリーが併設されている、ニスモの聖地ともいえる場所。それに加えて「クルマの魅せ方」にもこだわりを感じられる空間です。
まず、入口で来場者を出迎えるのは驚くべき方法で展示されたR390 GT1。レーシングカーを壁掛けにする斬新なエントランスは必見です。
3/19日現在の展示車両※
今年ルーカスが所属するKONDO Racing Teamが2013年に使用していたGT500マシン「D‘station ADVAN GT-R #24」
現在のDTM車両規定と一部統合されたマシンとは違い、シルエットフォーミュラー的な迫力を感じますね。
2013年に発表されたコンセプトカー「IDx NISMO」
かつて日本で流行し、今再びそのムーブメントが注目されているワークスフェンダーを彷彿させます。
ハコスカ、ケンメリを代表とする古き良きワークスフェンダーの元祖の1台といえるのが「Fairlady Z (240Z)」
最近徐々にその理由が海外にも浸透しつつある日産のゼッケンは当時から「23(Ni-San)」なのです。
他にも、コンプリートカーとして販売されている「NOTE NISMO S」「MARCH NISMO S」の2台は、エレガントな見た目からは想像できないほどの箇所にニスモ専用パーツが多数組み込まれています。
展示されている数々のメモリアルアイテムの中にGTアカデミーの記事も発見。
もちろんショールームにはグランツーリスモをプレイすることが可能なプレイシートもセットされており、内1台はNissanConnect NISMO Plusで再現された松田次生選手(NISMO)のゴーストラップと対戦することが可能。
そしてショールーム最奥部にはGT-R NISMO GT3に搭載されているエンジン「VR38DETT」と、かつてGT500のマシンに搭載された「VRH34A」が鎮座。
今年はついに日本でもGTアカデミーが初開催されます。
2011年、GTアカデミーヨーロッパチャンピオンのヤンに聞いてみました。「GTアカデミーの頂点に立つために必要なモノは何?」
すると彼はこういいました「レースキャンプで最初から最速である必要はないんだ。レースキャンプ中に成長する要素の伸びシロが1番大きく、なおかつプロのレーサーとしてともに仕事をこなせるような関係を築けるか。これが大切だ。」
この言葉! お忘れなく!
ツーリングカーレースの最高峰SUPER GTが4月4日に開幕します。GTアカデミー初代ウィナーのルーカス・オルドネス選手がついにGT500に初参戦。先日ルーカスがポリフォニー・デジタルのスタジオを訪れた際には、日本語で「GT500ハヤイ」「スゴクイイクルマ」と話し、語学力も着実に上達していることをうかがわせました。同じ日産ドライバーのロニー選手(イタリア出身)の流暢な日本語が有名ですが、ルーカスも第2のロニー選手といわんばかりの語学力です。レース中継で流れる無線の会話も楽しみですね。