10月30日(金)、第44回東京モーターショー2015が開幕、「グランツーリスモ」も出展を行います。今年の出展の大きな目玉は2つ。ひとつは株式会社アクセスと共同開発を行っている『グランツーリスモ6』体感型シミュレーターのテクニカルデモ。そしてもうひとつは、「グランツーリスモ」シリーズ15周年記念プロジェクトとして、2013年以来皆さんにお届けしてきた数々の「ビジョン グランツーリスモ」の映像・パネル展示です。
レーシングシミュレーターは、各メーカーがさまざまなアプローチで臨場感を追及しています。中でも腕の見せ所が、いかにして現実さながらのGフォースを感じさせるか。今回共同開発を行ったアクセスのシミュレーター「ACSIM-S07F」は、7本のシリンダーで制御される贅沢でハイパワーなシステムです。メインフレームに装着された4本のシリンダーはロールとピッチを再現する用途に使用され、バケットシートの背面には3次元の可動範囲を持つ2本のシリンダーを装着。そしてこのシステムでもっとも特徴的な要素が、グリップ感を表現するための機構として、シートバック下部に横置きされた7本目のシリンダーです。
シートバック下部(人間の腰の部分)を動かすことによりグリップ感を表現。この1本のシリンダーの動きがドライバーにとって大切なインフォメーション「テールスライド」を伝えます。実際のクルマの動きとしてシート自体が動くことはないのですが、それを独自のアプローチで表現しているわけです。
また、油圧を使用したブレーキシステムは、ペダル踏力がマスターシリンダーを経由して実際にキャリパーまで作動させるため、その感触はレーシングマシンそのものです。それゆえにブレーキコントロールは一般的な家庭用ステアリングシステムと違い、シビアかつヘヴィー。とても高価なシミュレーターゆえ、なかなか体験できる機会はありませんので、モーターショーにご来場の際はグランツーリスモブース(中央ゲート右手 イベントプラザ)にぜひお立ち寄りください!
今回の体験型シミュレーターでは、東京モーターショー 2015に世界初出展されるトヨタの新世代ライトウェイトスポーツコンセプト「S-FR」を収録した会場限定仕様の『グランツーリスモ6』を用いた試乗体験がお楽しみいただけます。
※ 「グランツーリスモ」ブースに出展する体感型シミュレーターは、開発プロトタイプバージョンとなります。「S-FR」は将来の「グランツーリスモ」シリーズに収録予定です。
そして、待望の「次期グランツーリスモ」として発表された、PlayStation®4専用ソフトウェア『グランツーリスモSPORT』のトレイラーも巨大スクリーンで上映中です。
「第44回東京モーターショー2015」開催概要
一般公開日期間:2015年10月30日(金)~11月8日(日)
開催場所:東京ビッグサイト(東京都江東区有明 3-11-1 )
「グランツーリスモ」協賛ブース出展概要
ブース出展場所:東京ビッグサイト中央ゲート右手 イベントプラザ
出展内容:「ビジョン グランツーリスモ」映像・パネル展示
体感型シミュレーターによる『グランツーリスモ6』テクニカルデモ体験プレイ
関連リンク